棟札(むなふだ)と幣束(へいそく)

こんにちは。

玉穂木材工業株式会社 菅沼(良)です。

8月に入りました。御殿場では週末に、夏祭りと富士登山駅伝競走大会が行われます。登山駅伝も今回で43回目になりますね。参加チームは一般が100チーム、自衛隊が32チームで合計132チームが参加するそうです。今年はどんなレースになるか、また楽しみです。

さて、先日はたてまえを行いましたが、たてまえのつきものと言えば、「棟札(むなふだ)」と「幣束(へいそく)」ですね。

棟札の表面には、中央に「奉上棟大元尊神家門長久栄昌守護所」、その右に(紙に隠れて見えませんが)「罔象女神(みつはのめのかみ)」、左に「五帝龍神(ごていりゅうじん)」と書きます。

「奉上棟大元尊神家門長久栄昌守護所」は、神様にこの家を長きにわたり繁栄させて下さい、と願いを込めたものを表しています。

「罔象女神」「五帝龍神」はどちらも、鎮火防火を司る神だそうです。したがって棟札とは、「この家が火災などにあわずに、末永く栄えますように」と、願いを込めたものです。

裏面には、施主・施工者・棟梁・年月日などが書かれます。

幣束は神にささげるものとされています。

近年は、たてまえ時に上棟式を行わなくなってきました。しかし、この様な棟札や幣束などの伝統的なものはなくさないように、たてまえ時には必ず用意します。

棟札・幣束は一度施主様に預け、そのあと小屋裏に納めます。

このあと工事が進んでいくと、当然この棟札・幣束は見えなくなってしまいます。しかしいつまでも、この家が無火災で栄えるように見守っていてくれるでしょう。

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玉穂木材工業株式会社
静岡県御殿場市ぐみ沢1359

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