【御殿場市】ベランダFRP防水工事

御殿場市内で、ベランダFRP防水工事を行いました。

FRPとは

FRPとは繊維強化プラスチックのことで、とても軽量で耐衝撃性に強く耐久性・耐水性にも優れているという特性があります。ベランダや浴槽やプール、船体など水が漏れてはいけない箇所に使われています。

FRP防水は、ガラスマットとポリエステル樹脂でつくられた防水層のことです。

ベランダにクラックが…

ベランダの塗装にクラックが発生(一部剥げている箇所もあります)してしまいましたお家です。新築時に行った防水処理が劣化してしまったからでしょう。

これをそのまま放置しておくと雨漏りにつながります。ゆくゆくは家の中に侵入した水が躯体を傷めてしまい、お家の寿命を短くしてしまうなんてことになりかねません。

そんなことになる前に、ベランダの防水工事を行うことになりました。今回は、既存のベランダの上に新たに防水層を作る工事となります。その工事がFRP防水工事となります。

今回のFRP防水工事では、既存のベランダの上に防水層をつくるので、まずベランダの掃除から始まります。ベランダに付いている汚れやコケ等を洗い流します。ベランダの清掃が終わると、プライマーという塗料を塗布します。プライマーは接着効果がある塗料で、このあと作る防水層を下地としっかりと接着させます。

プライマーを塗ったら、次はガラスマットを敷いて防水層の作成に入ります。

ガラスマットはまず、ベランダの床面、立ち上がり、水路等各箇所の大きさに合わせて裁断されます。

強風時は注意が必要

ガラスマットはとても細かいガラス繊維でできています。そのマットを裁断などをする時はガラス繊維が舞うので、強風の時にはマットの裁断作業ができません。もし強風で繊維が散乱してしまったら、それらを全て回収することはほぼ不可能です。しかし今回の作業では、ガラスマットの裁断の日に強風が吹いてしまい、一日作業ができませんでした(何という不運)。

ガラスマットの裁断が終わったら、まずポリエステル樹脂に硬化剤を混ぜた塗料をベランダの塗装面に塗布します。そしたらすぐに、その上に裁断されたガラスマットをそれぞれの箇所に貼り付けます。そしてまたその上にポリエステル樹脂を塗布していきます。写真にはありませんが、このあと脱泡といいガラスマットの中に残った空気を抜いていきます。そして防水層が硬化したら表面を研磨します。